- ホーム
- ほこしま農業開発のこと
ほこしま農業開発がある岡山県玉野市は、瀬戸内海に面し、温暖で穏やか、苗作りに最適な地域です。中でも当社の社名の由来ともなっている「鉾島(ほこしま)」は、神話の時代「神功皇后が鉾島に上陸し、休息された。」とあり、いにしえから穏やかな場所だったようです。とは言っても写真のように寒さに震える時期もあります。
農業全般に言えることですが、土作りは最も大切な作業の一つです。苗にとっても土作りは重要度が高く、温室・露地を問わず、ほぼ一年を通じて行われている土作りは、「すべての苗のできを決める」大切なものなのです。
岡山県玉野市は晴天率が非常に高い地域で、加えて砂質の土壌ということで、この二つの利点を活かした作物(さつまいもと玉葱・葉ネギ)を低農薬で育苗しています。
ハウスの管理は、育苗にとって土作りと並ぶ重要な作業です。健康で安全な野菜苗を予定通りにお届けするためには、高度な管理業務のみならず現場スタッフの経験と汗に頼らざるを得ません。
年間、約200万個のポット苗を生産するほこしま農業開発にとって、ポットへの土詰めも大切な作業です。苗によって特性の異なる培土を効率的に充填していきます。
繊細な作業と力仕事の混在する育苗の仕事。少数精鋭で運営しているほこしま農業開発では、機械化できる工程は可能な限り機械化することで、効率化とスタッフの負担軽減を実現しています。もちろん、そこに人間の心配り・気遣いは忘れていません。
一次育苗ハウスでは、播種から発芽までの一次育苗を行っています。健康な苗を誕生させることを第一目的に、品目別の培土を使用することはもちろん、温度・光量・水量の管理など細心の注意を注いでいます。健康な苗を出荷するまで、気の抜けない毎日が続きます。
二次育苗も終盤に入ると、苗は本来の生命力を発揮してグングン成長します。養生・順化・挿し替えなど、ここでも品種による工程の違いがあり、春・夏・秋の野菜オンシーズンには、複数の作業が同時に行われています。すべては健康で安全で、安心できる苗をお届けするためです。